先に結論:Mac を再起動し、アクティビティモニタを開いて、プロセッサやメモリを使っているアプリを確認し、終了します。不要なログイン項目をオフにし、ディスクの空き容量を10〜15パーセント以上に保ち、macOS をアップデートしてください。いつも使うアプリだけを開いてもメモリプレッシャーが黄色や赤のままなら、その Mac のメモリでは足りていません。
まず、何が遅くしているのかを調べる
「アプリケーション」›「ユーティリティ」からアクティビティモニタを開くか、Spotlight(⌘ スペース)で開きます。必要な情報の大半は、次の3つのタブで分かります。
- CPU:% CPU で並べ替えます。使っていないのに80〜100パーセント以上で上位に居座っているアプリは、Mac が遅く、熱くなり、ファンが大きく回る典型的な原因です。
- メモリ:メモリの使用量ではなく、下部のメモリプレッシャーのグラフを見てください。緑なら問題ありません。黄色や赤は、macOS がメモリの内容をディスクに移しているということで、すべてが遅くなります。
- エネルギー:ノートブックでは、エネルギー影響が大きいアプリがバッテリーを消耗させ、Mac を熱くします。
目立つものがないのに Mac が遅いままなら、ディスクを確認してください。起動ディスクがほぼいっぱいだとすべてが遅くなります。古い Mac のハードディスクも同様です。
1. 再起動する
再起動すると、何週間も動き続けているアプリやヘルパーが終了し、メモリとディスク上のスワップファイルが空になり、アップデートのインストールも完了します。いつもカバーを閉じるだけなら、週に一度は再起動しましょう。最も手早い対処法です。
2. プロセッサを使っているアプリを終了する
アクティビティモニタの CPU タブで、上位に居座っているアプリを選び、ツールバーの停止ボタン(✕)をクリックして、終了を選びます。強制終了は、応答しない場合だけ使ってください。同じアプリがまた同じ状態になるなら、アプリをアップデートするか、終わらない同期やインデックス作成の処理がないか設定を確認します。
3. ブラウザのタブを閉じ、機能拡張を削除する
何十ものタブを開いたブラウザは、ほかのすべてのアプリを合わせたよりも多くのメモリを使うことがあります。また、機能拡張はすべてのページで動作します。不要なタブは閉じ、使っていない機能拡張は削除しましょう。Chrome では、ブラウザ独自のタスクマネージャで、どのタブや機能拡張が最も多く使っているかを確認できます。
4. ログイン項目をオフにする
「システム設定」›「一般」›「ログイン項目と機能拡張」を開きます。「ログイン時に開く」で、ログイン直後に必要のないアプリを−ボタンで削除します。「バックグラウンドでの実行を許可」では、もう使っていないアプリのヘルパーをオフにします。Mac の起動が速くなり、実際に使うアプリのために空くメモリも増えます。
5. ディスクの空き容量を確保する
macOS には、仮想メモリ、キャッシュ、アップデートのための空き容量が必要です。空き容量が約10パーセントを下回ると、アプリが遅くなり、アップデートが失敗することもあります。「システム設定」›「一般」›「ストレージ」を開いて何が容量を使っているかを確認し、Mac のディスク容量を空ける方法に進んでください。
6. macOS とアプリをアップデートする
アップデートには、アプリがフリーズしたり電力を使いすぎたりする不具合の修正が含まれます。macOS のアップデートは「システム設定」›「一般」›「ソフトウェアアップデート」から、アプリのアップデートは App Store かアプリ自身のメニューからインストールします。Intel Mac 専用に作られたアプリは、Apple シリコンでは Rosetta を通して動くため遅くなります。ネイティブで動く新しいバージョンがないか確認してください。
7. 大きなアップデートの後は一日待つ
macOS のメジャーアップデートの後や新しい Mac をセットアップしたときは、Spotlight がディスクを再インデックスし、「写真」がライブラリを解析します。どちらも数時間、場合によっては一日か二日、プロセッサを使います。Mac を電源に接続したまま電源を入れておけば、自然に落ち着きます。
8. 熱と低電力モードを確認する
熱くなった Mac は、冷やすためにプロセッサの速度を落とします。通気口をふさがないようにし、ノートブックをベッドやクッションの上で使うのは避け、プロセッサを使い続けているアプリは終了してください。「システム設定」›「バッテリー」も確認しましょう。低電力モードは、省エネのために Mac をわざと遅くします。
9. 古い Mac では視差効果と透明度を減らす
古い Mac では、アニメーションや透けるウインドウがグラフィックチップの負担になります。「システム設定」›「アクセシビリティ」›「ディスプレイ」で、視差効果を減らすと透明度を下げるをオンにします。デスクトップからウィジェットを外すと、少し軽くなります。
10. セーフモードで起動して原因を探る
セーフモードでは、ログイン項目とサードパーティの機能拡張なしで Mac が起動します。セーフモードで Mac が速いなら、一緒に起動する何かが原因です。ログイン項目を一つずつオンに戻して、原因を探してください。
- Apple シリコン:Mac をシステム終了し、起動オプションを読み込み中と表示されるまで電源ボタンを押し続けます。起動ディスクを選び、Shift キーを押しながらセーフモードで続けるをクリックします。
- Intel:再起動し、ログインウインドウが表示されるまで Shift キーを押し続けます。
セーフモードを終了するには、通常どおり再起動します。
ハードウェアが原因の場合
いつも使っているアプリだけでもメモリプレッシャーが黄色や赤のままなら、その Mac のメモリは作業に足りておらず、どの設定を変えても解決しません。不要なものを終了するか、メモリの多い Mac への買い替えを検討してください。ハードディスクを搭載した古い Intel Mac は、SSD に交換できる機種なら、大幅に速くなります。
効果のないこと
- RAM を解放するメモリクリーナー。macOS はわざと空きメモリをキャッシュしたファイルで埋めておき、アプリが必要としたらすぐに解放します。無理に空にすると、アプリはすでに持っていたものを読み込み直すことになります。
- すべてのキャッシュを消去すること。キャッシュを作り直す間、アプリはかえって遅くなります。
- ディスクのアクセス権の修復やメンテナンススクリプトの実行。現在の macOS には、どちらもありません。
- Apple シリコンでの NVRAM や SMC のリセット。別個の手順としては存在せず、再起動で同じ役割が果たされます。
Tidy My Mac で Mac を速くする
Tidy My Mac は、アクティビティモニタと「システム設定」が示す情報を、一か所にまとめて分かりやすい言葉で表示します。
- Performance は、各アプリのヘルパーも含めた CPU とメモリの状況をリアルタイムで表示し、メモリプレッシャー、熱、バッテリーの劣化も確認できます。動作を遅くしているアプリを終了することも提案します。
- Startup Items と Background Services は、Mac と一緒に起動するものすべてを、所属するアプリとともに一覧表示します。不要なものをオフにできます。
- Ask は、「Mac が遅いのはなぜ?」という質問に、アプリがあなたの Mac で測定した内容をもとに答えます。
- Smart Scan は、ディスクを埋めている不要ファイル、大きなファイル、重複ファイルを見つけます。
動作が遅い Macに関するよくある質問
多くの場合、プロセッサを使い続けている一つのアプリ、ちょうどいっぱいになったディスク、または macOS のアップデート後のインデックス作成が原因です。再起動してから、アクティビティモニタの CPU タブとメモリタブで、どれに当てはまるかを確認してください。
実際の原因を解消できる場合だけです。ディスクがいっぱい、アプリがプロセッサを使っている、ログイン時に起動するものが多すぎる、といった場合です。メモリの解放やキャッシュの消去で速くなると謳うアプリでは、Mac は速くなりません。
普段使うアプリで、アクティビティモニタのメモリプレッシャーが緑のままでいられる量です。Web、メール、オフィス作業なら8 GB で足りることが多く、写真や動画の編集、開発、仮想マシンには16 GB 以上が必要です。
まれにしか効果がなく、上記の手順を試した後の話です。macOS を再インストールしても、アプリとそのログイン項目は残るため、Mac を遅くしていたものは、たいていまた現れます。まずセーフモードを試して、原因が Mac と一緒に起動するものかどうかを確認してください。
すべてのセクションを7日間無料でお試しください。
必要なのはメールアドレスだけで、クレジットカードは不要です。その後は、最初の1年間が$19.99、2年目以降は年間$59.99です。
無料トライアルを始める