結論から言うと:インターネットから切断し、自分で意図してインストールしたのではないアプリを終了して削除してから、マルウェアが起動する場所(ログイン項目、launch agent、ブラウザの機能拡張、プロファイル)を確認します。見落としたものはマルウェアスキャンで見つけます。予期しない画面にパスワードを入力したり、ターミナルにコマンドを貼り付けたりした場合は、パスワードが盗まれたものと考え、別のデバイスから変更してください。
Mac がマルウェアに感染しているサイン
- ブラウザのホームページや検索エンジンが勝手に変わった。または、以前はなかったサイトに広告やポップアップが表示される。
- インストールした覚えのないアプリ、ブラウザの機能拡張、プロファイルがある。
- ダウンロードしたファイルを開いた直後にパスワードの入力画面が表示された。または、はっきりした理由もなく Mac のパスワードを求められた。
- 何もしていないのにファンが回って Mac が熱くなり、アクティビティモニタの CPU の一覧の最上位に見覚えのないプロセスがある。
- 行ったこともない場所からアカウントにログインされた。または、ウォレットから暗号資産が出ていった。
ブラウザに怖いポップアップが表示されただけでは、感染のサインではありません。Apple Security Alert 詐欺をご覧ください。
1. 切断し、パスワードは入力しない
Wi-Fi をオフにするかケーブルを抜いて、実行中のものがそれ以上データを送ったり、何かをダウンロードしたりできないようにします。作業が終わるまでは、予期しない画面に Mac のパスワードやその他のパスワードを入力しないでください。
2. 実行中のものを終了する
アクティビティモニタを開き、% CPU で並べ替えます。見覚えのないプロセスがあれば、選択して情報ボタン(ⓘ)をクリックします。開いているファイルとポートに、そのファイルの場所が表示されます。場所を控えてから、停止(✕)をクリックして強制終了を選びます。確信が持てない場合は、先にその名前をネットで検索してください。見慣れない名前の多くは macOS の一部です。
3. インストールした覚えのないアプリを削除する
Finder でアプリケーションを開き、追加日で並べ替えて、見覚えのないものをゴミ箱にドラッグします。特に、問題が始まった頃に追加されたアプリに注意してください。マルウェアは、クリーナー、動画プレーヤー、PDF ツール、すでに持っているアプリのアップデートなど、役に立ちそうな名前をよく使います。アプリの残りファイルも削除するには、アプリを完全にアンインストールする方法をご覧ください。
4. Mac と一緒に起動するものを確認する
マルウェアは、ログインのたびに自らを起動することで居座ります。「システム設定」›「一般」›「ログイン項目と機能拡張」を開きます:
- 「ログイン時に開く」で、心当たりのないものを−ボタンで削除します。
- 「バックグラウンドでの実行を許可」で、見覚えのない開発元の項目をオフにします。項目の横にある情報ボタン(ⓘ)をクリックすると、その背後にあるファイルが表示されます。
次に、launch フォルダそのものを確認します。Finder で移動 › フォルダへ移動を選び、~/Library/LaunchAgents、/Library/LaunchAgents、/Library/LaunchDaemons をそれぞれ開きます。ファイル1つが1つのプログラムを起動します。見覚えのない名前のファイルや、アクティビティモニタで控えた場所を指しているファイルをゴミ箱に移動してから、再起動します。Google、Microsoft、Adobe など、知っているアプリのファイルはそのままにしておきます。
5. ブラウザをクリーンアップする
- Safari:Safari › 設定で、機能拡張にある不明な項目を削除し、一般でホームページを、検索で検索エンジンを確認します。Webサイト › 通知では、知らないサイトを拒否します。
- Chrome、Edge、Brave:不明な機能拡張を削除してから、ブラウザの設定にある設定のリセットを使います。自分の Mac なのに設定に組織によって管理されていますと表示される場合は、プロファイルがその設定を強制しています。次のステップをご覧ください。
- Firefox:不明なアドオンを削除するか、トラブルシューティング情報のページから「Firefox をリフレッシュ」を使います。
6. 不明なプロファイルを削除する
「システム設定」›「一般」›「デバイス管理」を開きます。プロファイルは、ブラウザのホームページ、検索エンジン、プロキシを設定し、元に戻せないようにすることができます。職場や学校が Mac を管理しているのでない限り、そこに表示されているプロファイルを選択し、−ボタンで削除します。
7. マルウェアスキャンを実行する
macOS に組み込まれている XProtect は、既知のマルウェアを自動的に削除しますが、目立たずに動作し、好きなときに実行することはできません。スキャナなら、上記の場所を一度に確認し、見落としたものを見つけられます。Tidy My Mac の Antivirus と Adware のスキャンがこれを行います。また、Malwarebytes には、見つけたものを削除できる Mac 用の無料スキャナがあります。フルスキャンを実行し、報告されたものを隔離してから、再起動します。
8. パスワードスティーラーが実行された場合
予期しない画面に Mac のパスワードを入力した場合や、Web ページにあったコマンドをターミナルに貼り付けた場合は、スティーラーがブラウザに保存されたパスワード、Cookie、キーチェーン、暗号資産ウォレットをコピーしたと考えてください。マルウェアを削除しても、それは元に戻りません。別のデバイスから次のことを行います:
- まずメールのパスワードを変更し、次に Apple アカウント、銀行、そしてブラウザに保存されているその他すべてのパスワードを変更します。サイトが対応していれば、ほかのセッションからもサインアウトします。
- 使えるところではすべて2ファクタ認証をオンにします。
- 暗号資産は、新しいリカバリーフレーズを持つ新しいウォレットに移します。古いウォレットは、他人に知られているものとして扱ってください。
- カード情報をブラウザに保存していた場合は、銀行に連絡します。
Mac を消去したほうがよい場合
問題が何度も再発する場合や、誰かが Mac にリモートアクセスしていた場合は、消去することが確実な唯一の方法です。書類、写真、その他のファイルはバックアップしますが、アプリや古いバックアップはマルウェアを持ち込むおそれがあるので対象にしません。次に、「システム設定」›「一般」›「転送またはリセット」›「すべてのコンテンツと設定を消去」を選びます(Apple シリコン または T2 チップを搭載した Mac で利用できます)。その後、App Store や各デベロッパのサイトからアプリを再インストールします。
再発を防ぐには
Mac のマルウェアのほとんどは、偽のダウンロード、海賊版アプリ、ターミナルに貼り付けたコマンドから入り込みます。macOS がどのように守ってくれるのか、そして最も大切な習慣については、Mac にアンチウイルスは必要?をご覧ください。
Tidy My Mac でマルウェアを削除する
- Antivirus は、Quick、Normal、Deep の各スキャンでアプリ、ダウンロード、launch agent をスキャンし、見つけたものを、内容を確認できる隔離領域に移します。
- Adware は、ブラウザを乗っ取る機能拡張、プロファイル、ポリシー、プロキシを見つけて削除します。
- Startup Items と Background Services は、Mac と一緒に起動するものすべてを、それが属するアプリとともに一覧表示します。Uninstaller は、アプリをヘルパーごと削除します。
マルウェアの削除に関するよくある質問
ホームページや検索エンジンが変わっていないか、なかったはずの広告が出ていないか、インストールしていないアプリ、機能拡張、プロファイルがないか、予期しないパスワードの要求がないかを確認します。そのうえでログイン項目を確認し、マルウェアスキャンを実行すれば確実です。
はい、Apple がすでに把握しているマルウェアについては削除します。XProtect がバックグラウンドで削除し、毎日アップデートされます。新しいマルウェア、アドウェア、不要なブラウザの機能拡張は、手作業やスキャナで削除しなければならないことがよくあります。
はい。Malwarebytes には、Mac 用の無料スキャナがあり、必要なときにマルウェアを見つけて削除できます。ただし、リアルタイム保護はありません。Tidy My Mac の7日間のトライアルには、Antivirus と Adware のスキャンが含まれています。
「すべてのコンテンツと設定を消去」は、マルウェアも含めてすべてを消去します。感染後に作成したバックアップからアプリや設定を復元すると、マルウェアが戻ってくることがあるため、復元するのは書類だけにして、アプリは新たにインストールし直してください。
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